炭焼 余白[八丁堀]。静寂と赤鶏。

八丁堀・幟町

19時。八丁堀の交差点を抜け、少し歩く。ホテルの無機質な部屋に籠るには、まだ少し早すぎる。

鉄砲町のビルの1階。高い天井と、ゆとりあるカウンター。
隣との間隔は、拳三つ分。この余白が、今の自分には心地いい。
まずは瓶ビール。
メニューの端に見つけた「せんじがら」を頼む。
広島のソウルフード。噛み締めるほどに、脂の旨みが滲み出す。
主役は、廣島赤鶏のつくね。
炭火でじっくりと育てられたそれは、外は香ばしく、中は驚くほど瑞々しい。
濃厚な赤玉卵黄を絡めれば、言葉はいらなくなる。

一時間半。四千円台。
この静寂と、確かな手応え。
表に出ると、夜の街が少し優しく見えた。

アクセス 八丁堀駅から徒歩2分
営業時間 17:00 – 00:00 (L.O. 23:00)
定休日 日曜日
一人予算 4,000円〜5,000円